
買って大丈夫?ヤフオク・フリマで買うなら落札相場とサービス比較をしよう
公開日:2021年4月26日
相場よりも高いアイテムや問題のある不具合品を引かないためにも、ヤフオク・フリマで買うなら落札相場とサービス間の価格差をチェックすることが大事です。
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安いものには理由がある
資本主義経済では価格が「需要と供給で決まる」というのは誰もが学校で習う知識です。この原則は、オークションやフリマアプリでも同じです。
同じ状態であれば、平均価格よりも安いアイテムはすぐに売れてしまいますし、高いアイテムはいつまで経っても売れません。
もし平均価格よりも安いのに売れ残っているアイテムがあれば、安いのには理由があるのです。
正しい安いアイテムの買い方
アイテムの状態を確認しよう
よくある安い売れ残りアイテムの特徴が「何か問題があるケース」です。
例えば、スマホだったら、
- バッテリーが劣化している
- アクティベーションロックがかかっている
- 本体が破損している
などです。
優良な出品者はトラブルを防ぐためにも不具合箇所があればアイテム名や説明文にしっかりと不具合箇所を記載します。記載しない出品者は、不具合箇所を隠して売りたいか面倒なことを避ける傾向にあるので、アイテム自体への信頼性も下がります。
「安いものには理由がある」というのはしっかりと頭に入れて、重箱の隅を突くくらいの気持ちでチェックしましょう。
最近売れた落札相場をチェックしよう
これもよくあるパターンで、「現在出品されているアイテムの中では安いけど、現在出品されているアイテムが売れ残りだった」というケース。このケースでは、相場よりも高い値段で購入してしまうことが多くなります。
基本的に、販売相場価格前後のアイテムはすぐに売れてしまう傾向があるので、現在検索で出てくるアイテムが標準的な価格とは限りません。しかし、検索結果でアイテムを並べられると、目に入ってきたアイテム同士を比較して「今の中で一番安いから」と錯覚してしまうのです。
そうした錯覚を回避するためにも、きちんと落札相場を確認しましょう。昔と違って有料サービスに課金しなくても、落札相場や売れたアイテムの価格はサービス内の基本機能でチェックできるので、ちょっとした手間ですが、安く買いたいならその手間を惜しんではいけません。
サービス間で比較しよう
フリマアプリが登場してから出てきたのが、サービス間での価格差です。
例えば、「ヤフオクでこれくらいの価格で売られていても、ラクマなら送料込みでもっと安い」といったケースや、その逆のケースがたくさん起こっています。
ヤフオク一強だった時代と違って、現在は各サービスがユーザーの取り込み競争をしているので、「送料はサービス側が負担」「出品するたびにポイントバック」など、出品者を優遇するキャンペーンを実施していることもあり、出品者は複数サービスを流動的に使うケースが増えています。
ですので、どこが一番安いかは、常に複数のサービスを比較しつつ、タイムリーにチェックする必要があります。
送料を入れたら新品で買った方が安くないですか?
オークションやフリマアプリで「せどり」という転売行為をしている出品者がよくやる手法で、送料を抜いて本体価格を安く見せて、高めの送料で元を取るという手法です。
「本体価格が1円で安い!と思ったら、送料が1,500円で新品で楽天で買った方が安かった」というのはよくある事例です。
こうした業者は違法なことをしているわけではないので、プラットフォーム側も取り締まりが出来ないので、自衛するしかありません。
「新品より高いもの」「安いゴミ」を買わないこと」
安い値段で買えるのは誰でもお得で嬉しいですが、安さを求めると不具合などを見落として結果として役に立たないアイテムを買ってしまうことがあります。
そうした不具合品・問題品・トラブル品は基本的にはゴミですので、「お金を出してゴミを買った」という悲しい結末が待っています。
そうならないように、しっかりと、
- 商品の状態
- 落札相場
などをチェックして問題がないアイテムだけを購入するようにしましょう。
ヤフオク・フリマで買うなら落札相場チェックとサービス比較の重要性を見てきました。
オークションやフリマが定着してきたことで、今まで中古市場に出回ってきて掘り出し物が増えた分、騙して利益を得ようとする人間や適当に売ってしまおうという人間も一定割合で増えてきています。
そうした出品者のアイテムを買ってしまわないように、しっかりと価格チェックをするようにしましょう。

